
カンジダ症をテーマに仕事をし始めたときはMRSAや緑膿菌と違って院内感染・感染制御とは関係が薄いかと思っていましたが、今はカンジダ症は院内感染の典型だと思うようになりました。というと「カンジダって伝染するの?」と突っ込まれそうですが、そのような突っ込みがくること自体が院内感染というものに対する偏った見方の反映だと思いますし、そのことが感染制御への切迫感の鈍さにリンクしていると思います。というようなところがまさに院内感染の典型の中の典型だとさえ言えるかもしれません。
とまでいうと禅問答みたいでしょうかね。