2011/11/04

2011.11.02 神戸の病院にて話してきました.

大学院に入るまで勤務していた病院での先輩がICTをしている病院(神戸市立医療センター西市民病院)にて「病院間連携による感染制御と感染症診療のレベルアップ」というタイトルで講演してきました。

病院間連携と感染制御・診療とは一見すこし離れたテーマですが、リクエストがそうだったということでこのようなタイトルになりました。

感染症は伝染って拡大する病気であることは新型インフルエンザを引き合いにだすまでもなく、ノロウイルスでもSARSでも同じことです。これらような自分の身に迫る危険感じる場合には感染制御や病院間連携を意識して、MRSAやESBLの時は感じないというのではプロフェッショナルではないと思います。

すぐ周りの感染制御ことを深く考えて実践していく延長線上で地域医療との関係の重要性に気づく、そこが感染制御における病院間連携のスタート地点なのだろう、と感じてもらいたかったのですが、病院間連携についての具体的なネタはあまりなくてまとまりがない話になってしまったかもしれません。それはわかっていたので、むしろ病棟内・病棟間の感染制御のことを深く認識してもらうことでまったく同じ構図が病院間、地域間、国家間にも当てはまることを感じてもらえればと思いながら話しました。

研修医に多く参加してもらっていたのは嬉しいことでした。ただ、研修医はまさに目の前の患者のことを超えたところまで思いをはせるのは難しいでしょうすね。中堅以上の医師が、研修医がそんな診療を自然にできるような空気をつくっていくことが肝要なのでしょう。

その先輩先生の撮ってくれた写真、自分の講演している光景のって意外ともらうことがないので、感謝の意も含めはずかしながら載せてみます。ちゃんと真剣な顔してますかね。