
最大の提案は「症例ディスカッションを充実したものにしよう」ということです。知識はもちろん必要ですが、それと同じくらい、いやそれ以上に必要なことは「しっているをしているへ」できるかどうかだからです。症例に当てはめて考えることができて初めてその知識は"生きた"知識になるのだと思います。
なので、講演の内容もその後の症例検討を意識して固めていきました。症例を前もって確認させてもらってディスカッションのポイントを決め、それらを踏まえて改めて講演の内容を修正して、という具合に。
結果どうだったか…は参加した皆さんが評価を下すべきものでしょうが、個人的にはうまくいったのではないかと。
しかし講演の内容に関して言うと、薬剤師の会なのにあまり(というかほとんど)薬剤の話はしなかったような気がします。薬剤師に向けて薬剤の話をしてもしょうがないといえばしょうがないですし。気をつけたのはあまり内容をあれもこれも詰め込まないようにということと、聞きながら理解してもらう時間をできるだけとれるようにということでした。
ゆっくり間をとりながら話をしていると、うまく話せてるような気がするのだけど、こればっかりは経験なのかもしれません。大事にしているのは話の流れ。いつも他人の講演を聴くとき、すんなり頭に入らなかったところは何故そうだったのか?自分だったらどう話をもっていくか?を考えるようにして、気がついたことは自分の講演に反映させることを習慣づけてるつもりです。
お陰様でたくさんの人によかったと懇親会で言ってもらいました。目新しいことを話してもやってもいないので、はやり講演〜症例検討まで全体の流れがよかったのでしょう。できれば今後も症例検討のところは継続的に関与していきたいと思っています。とはいっても講演内容との絡みがあって難しい回もあるかもしれませんが。うるさいヤツだと思われるまではとりあえず、ですな。