2011/10/29

2011.9.17-21 51st ICAAC シカゴに行ってきました.

前の9.16はICD Expert Forumで仙台へ。
そしてその晩に成田まで行って、翌日、昨年行き損ねたICAACへ出発しました。3回目のシカゴです。
米国学会というものへの新鮮味はだいぶ薄れてきて、いい意味で少し冷めた目で学会を眺めるようになってきています。自分が演題を出していないからというところも多分にあって、そこはかなり反省ですが。新薬、耐性菌に対する話題もパターン化してきているような気がします。どのような話題も今後の課題としては診断と治療薬選択をどこまで最適化できるか、抗菌薬のスペクトラムと投与期間はどこまで絞れるか、というポイントに集約されるということがますます明らかになってきているように感じました。

現地でのとある企画でDr. Kettという最近Lancet Infectious Diseasesに意味深な研究結果を報告された、ICU医の先生と座談会をする機会に恵まれました。このような研究はその結果自体も面白いですが、なによりそれを確かめようという着想がすばらしいと感服します。このKett先生、この結果の意味するところを尋ねたところ「結局はベストプラクティスということだ」とさらりと言っていたのが印象的でした。たしかに。画一的な"ベスト"なんてあるわけないですから。

シカゴは行っている間天気が悪く、学会会場以外ほとんどどこにも出かけませんでしたが、最後の晩だけすこしマシになったので、John Hancock Observatoryへ行きました。これも3回目。
いいものは何度みるのもいいものです。

2年ぶりの海外でしたが、今回は機内で少しでも快適に過ごせるようにとあらかじめ買っておいた腰とお尻用の低反発クッション、足載せ用のエアクッションを持ち込みました。この手のものはもっと高いのをもっとあれこれ買ってもよかったかなと思いました。なにせ、座席クラスが変わると数十万違うわけですしね。このグッズ達と、読みたくて読めないままでいた本のおかげで往復とも割と短く感じたと思います。

ところが…帰国したら関東は台風もろに直撃。結局足止めくらって一泊過ごす羽目になり、それまで休んでた分翌日は絶対休めないし、でも新幹線は超満員だし…さんざんでした。もんじゃ焼き初体験できましたけど。